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多彩な学び

経済学科

Economics

教育の特徴

“生きた経済“を幅広く学習。
経済が原動力である現代社会を、
強くしなやかに生き抜く能力を養う。

経済学科では、経済理論や経済史、財政・金融の現実的な諸問題、国際市場に関する科目はもとより、最新のコンピュータ解析技術から身近な家計に至るまで、広範囲に学習することができます。その目標は“生きた経済”を学ぶ過程から視野を広げ、時代や社会を総合的に視る能力を養うこと。それは経済が動かしている現代社会を、強く確かに生き抜くために必要な能力であり、あらゆる企業・機関から“頼もしい存在”として求められる人材になることにつながります。

経済学科で身につく力

  • 社会を生き抜く実践力
  • 経済問題に経済理論を応用する力
  • 幅広い知識・語学力・柔軟な思考力

4年間の流れ

経済学科の4年間の流れ

専門教育科目カリキュラム

必修科目 選択科目

経済学科:専門教育科目カリキュラム

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主な授業の紹介

ミクロ経済学

ミクロ経済学は、経済学部で勉強する様々な科目の中で最も大事なもののひとつです。その理由は、我々一人一人の行動を理解することを目指しているからです。皆さんもコンビニで何かを買ったり、あるいはアルバイトしたりすることがあるでしょう。この時、商品の値段やアルバイトの時給が変わると、それに応じて皆さんの行動が変わります。そして、多くの人の行動が変わると世の中が変わります。つまり、我々一人一人の行動を理解することで世の中が理解できます。

マクロ経済学

マクロ経済学は、経済成長、景気循環、インフレーション、失業などの経済全体をとらえた変数(集計変数)を分析する学問です。ミクロ経済学で学んだような、個々の消費者や生産者の行動の結果、経済全体がどのような動きをするのかを分析し、望ましい制度設計や、金融・財政政策についても研究します。この授業で学んだ後には、例えば、人口減少が経済成長に与える影響や、景気浮揚策としての減税の効果などといった現実の経済問題について、理論とデータに基づいて考えることができるようになります。

計量経済学

計量経済学では、ミクロ経済学やマクロ経済学の理論仮説をデータに基づいて検証したり、政策の効果や社会経済の将来を推定・予測したりするための統計学的な手法を学びます。特にこの授業では、座学を通じて計量経済学の基礎を学習するだけでなく、パソコンを用いた実習を通じてデータ分析の技能も習得します。昨今、ビジネスや政策形成の場面ではデータの活用が注目されており、社会からのニーズが高まっている知識や技能を得ることができるでしょう。

金融論

金融とは、お金が余っているところから不足しているところへ融通することです。例えば、銀行は人々がすぐに使わないお金を預金として集め、資金を必要としている企業に融資として渡します。それによって、様々な商品やサービスが提供されることに繋がります。このような金融取引を可能にする様々な仕組みを金融システムと呼びます。この授業では、金融システムがどのように構成されているか、それを円滑に機能させるにはどうすれば良いかについて学びます。

経済政策

経済政策とは商品やサービスを巡る買い手と売り手による市場取引への介入と言えます。例えば、私たちがお店でコーヒーを買うとき、私たちはコーヒーの価格と消費税を支払い、お店は売上から消費税を納税します。経済政策の効果を分析する方法は、経済政策が人々の行動に与える影響や経済政策のあるべき姿を示す理論分析と、データを用いて理論分析の結果を検証する実証分析に大別されます。それらの基本的な考え方を著名な研究を引用しつつ説明します。

社会経済学

この授業では社会の諸問題、特に、人口、家族、情報、労働に関連する問題について学びます。授業の目標は二つ。一つ目は社会の諸問題に対する経済学的な考え方を理解すること。そして、二つ目はミクロ経済学やマクロ経済学で学んだ経済学の分析道具が社会問題の分析にどう使われるのかを学ぶことです。世界各国の社会問題を具体的に取り上げて実践的な授業としながら、経済学の基本的な考え方をしっかり学びます。

メカニズムデザイン

掃除当番のような、みんながやりたくない役割を決めるのは大変ですが、誰かがやらないとみんなが困ります。みんなが納得できる当番の決め方はないのでしょうか。こういった、集団内での仕事や役割など「何か」を決める「決め方」をメカニズムといいます。我々は暮らしの中でくじ引きや、多数決、オークションなどの様々なメカニズムを利用しています。様々なメカニズムとそれらの長所や短所を理解し、それぞれの場面にあった適切なメカニズムをデザイン(設計)する方法をこの講義では学びます。

日本経済史

この授業では、江戸時代から戦後の高度成長期までの日本経済の歴史について学びます。日本の経済成長の過程と、その要因・背景が講義の中心となります。その際、1)産業・企業の具体的な発展過程のほか、2)各種指標に基づくマクロ的な経済状況の推移、3)財政政策・金融政策などの経済政策の果たした役割、などにも目を配ります。それによって、日本の経済の歴史について多面的に理解できるようになることを目標とします。

経済学史A,B

皆さん、アダム・スミスの名はよくご存知だと思います。経済学という学問はそれ以来250年にわたって発展してきました。この授業では、それぞれの時代の経済問題や経済環境の変化と苦闘する中で、経済学がどのように発展してきたかを学んでいきます。前期には、経済学が誕生してから、近代の経済発展や経済生活を分析する学問として確立していく過程を学びます。また、後期には、1930年以降の産業の巨大化や経済構造の激変のなかで、新しい経済理論がどのように作られ、また、精緻な科学としての地位を得ていったかを学習します。いわば、歴史を通じて現代経済学入門です。)産業・企業の具体的な発展過程のほか、2)各種指標に基づくマクロ的な経済状況の推移、3)財政政策・金融政策などの経済政策の果たした役割、などにも目を配ります。それによって、日本の経済の歴史について多面的に理解できるようになることを目標とします。