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新任教員紹介|熊谷惇也講師

4月から熊谷惇也講師が経済学部に加わりました。

[研究テーマ]
私は交通環境や自然環境の改善と人々の豊かさとの関係性に着目して研究を行っています。手法としては統計・計量経済的手法とアンケートデータ、地理情報システム(GIS)を組み合わせて分析を行ってきました。GISとは空間データを電子地図上で操作できるシステムで、「経済活動のポテンシャルが高いエリアはどこか?」、「交通アクセスが脆弱なエリアは?」などの「どこに?」という疑問に答えるためのツールです。GISは近年高校の必修科目に組み込まれるなど、広く関心を集めている分野です。私は現在、鉄道整備がもたらす社会階層の変化と、それにより生じる交通アクセスや利便性についての格差に焦点を当てて、町丁目レベルの政府統計データとGISデータを統合して分析を進めています。

[学生へのメッセージ]
人口や経済、空間に関する多くのデータが誰にでもアクセスできる社会になったことで、インターネットやSNSなど皆さんの目につく場所でも、データ分析に基づいた情報がより増えていくと予想されます。そのような状況で、恣意的な情報や間違った解釈に惑わされないようにするには、自分でデータを触るトレーニングをして、正しくデータを見る目を養うことが有用です。データの収集や分析には何かしらの限界があり、その限界を知ることで、逆に何がデータから分かるかをより明確にすることができます。最近は無償で使える高機能な統計分析ソフトウェアが充実しているので、ぜひ様々なデータの分析にトライしてみてください。

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