産業経済学科/科目ピックアップ

地域イノベーションプログラム

地域イノベーション演習A~H

地域やまちを再生、活性化していくためにはどのような政策や戦略が有効かの考察を「根拠(エビデンス)に基づく政策科学研究」として行います。これは、地域イノベーションプログラムが社会に提唱したいと考えている政策研究の手法です。講義では、考察対象の地域やまちの現場視察、調査の設計や実施、データ解析を行い、その結果に基づき地域やまちづくりの政策や戦略を議論します。また、地域やまちの再生、活性化ばかりでなく、ICTやスマートフォンなどのモバイルを導入したビジネス論や政策科学も学習します。

フィールド研究A~D

フィールド研究A,Bでは、受講生の皆さんの問題関心と福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)の研究プロジェクトをマッチングし、研究所の活動に参加しながら、実際のフィールドを対象に、研究課題の設定やデータの収集・解析と問題解決の提案を行っていきます。はじめに、受講者を問題関心別に5~6名のグループに分けます。そして、グループごとに調査企画立案、調査設計を行い、これに基づき、実際にフィールドに出て調査を実施します。そして最後に、集めたデータを解析し、分析結果のプレゼンテーションを行います。フィールド研究C,Dは、フィールド研究A,Bをすでに履修した人を対象にした上級コースです。A,Bの成果を踏まえ、更に進んで、調査を企画実施します。
フィールド研究は新しい演習形式の講義科目です。その特徴は、各グループが調査企画や調査設計の段階でグループの案をパワーポイントにまとめ、毎週、教室の演壇でプロジェクターを使って発表する練習をすることです。この発表を通して、他の受講生と議論を重ねながら、各グループが、自分たちの考えをより明確にし、よりよい調査企画案にまとめていくことができます。また昨年度より、調査企画の立案がどのようなものかを身近に知ってもらうために、講義の最初の数回は、先輩が、フィールド調査やゼミなどで実施した過去の調査事例を先輩自身に発表してもらっています。

起業家育成プログラム

ベンチャー起業論A~D

人生の目的を考えたことがありますか?優秀な企業経営者は、人生の目的を高々と掲げ、それに向かって楽しんで仕事をしています。この講義では、そのような企業経営者の講義を聞く座学と、企業へインターンシップに行きビジネスモデルやビジネスプランを考えるプロジェクト活動を行います。経営者の講義からは、夢を持ちそれに向かって活動する素晴らしさを学びます。プロジェクト活動では、企業の競争力の源泉を探り、成功している企業のしくみを学び、さらにそこから革新の可能性を考えます。プロジェクト活動の成果は、夏と冬に行う2つのイベントで発表します。これによってプレゼンテーション能力が大いに鍛えられますが、同時にこれらは、チームワークの取り方やリーダーシップについて学ぶ良い機会となります。

九州経済論A・B

初めに世界や日本経済の全体的な動向について説明し、国内における人口の動きを解説します。その上で九州経済の弱点である、支店経済的性格や生産拠点としての性格を指摘しながら、その弱点を克服する方策について論じます。さらに、九州における環境産業、金融産業、観光産業など各産業の課題について詳しく説明するとともに、地場企業の海外展開、TPPなどの外交問題が九州経済に及ぼす影響について考察します。